今回のテーマは車の運転席についている「ハンドル」です。
「Handle」という英単語はありますので、通じそうなものですが、
実は、ハンドルというのは和製英語なのです。
では英語ではなんと言うかというと、
Steering Wheel(ステアリング・ウィール)
といいます。
日本でもハンドルのことをステアリングと呼ぶことも増えているようですね。
今はもうほとんど聞くことがなくなった「重ステ」や「パワステ」というのもそうです。
■ここから余談
アメリカでの運転免許試験は、筆記試験を合格すると路上の実技試験を受けるというのが一般的です。
どちらも日本に比べると格段に簡単だと感じますがそれはさて置き。
路上の実技試験のことを普通、
Behind the wheel test
と呼んだりします。
これはWheelをハンドルと見立てて、ハンドルのうしろに座って操作するイメージから来ているようですね。
もちろん「Driving test」も通じますが、Behind the wheelという表現がよく使われます。
Wheelと聞くとどちらかというとタイヤのホイールを思い浮かべてしまうので、Behind the wheelという表現はピンと来ないかもしれませんね。(私だけかな)
ところで、肝心の「Handle」という言葉ですが
これはどちらかというと、
I can handle it.
というように動詞で「対処できる」や「何とかできる」という意味で使われることのほうが多い気がします。
他にも「取手」など手で握る部分のことを「Handle」と言うことがあります。
操縦に関する取手などは、「Lever(レバー)」と呼ばれることもありますね。